メディカル翻訳の市場は大きく「治験・薬事」「論文・学会」「その他の医療情報」の3つに分かれますが、なかでも需要・規模ともに最大とされるのが「治験・薬事」にカテゴライズされる製薬企業や医療機器メーカーからの文書作成依頼です。医療・医薬分野のクライアントは目が肥えており、要求レベルも年々高まっています。業界を取り巻く環境は急速に変化し、二極化はますます顕著です。そのような中で顧客の期待に応え、選ばれ続けるために、翻訳者はどのようなスキルを身につければよいのでしょうか。

一つは、書き手と同じ理解力をもって正しく簡潔に伝える能力だと思います。医薬翻訳は「英語が好き」くらいで務まる仕事ではありません。語学の専門家であるのはもちろんのこと、サイエンスの一端を担う意識を持ち、依頼者と同じ視点でサービスを提供できる人材が求められていると思います。

在宅で翻訳の仕事をしたいと夢を持つ方は大勢いらっしゃいます。その中から実際に第一線で活躍できるのは、残念ながらほんの一握りです。お稽古ごと感覚で楽しんでいるうちは、本当の意味で実務で通用する力を養うのは難しいでしょう。バックグラウンドの有無、理系出身か文系出身かは関係ありませんが、語学も専門知識もエキスパートレベルにまで積み上げる必要があります。そこからがスタートです。本ゼミには、目標達成のための膨大な努力をいとわない方、他メンバーとの協調などクラス運営に協力的な方、自らの手と頭を使って主体的に学べる方のご参加をお待ちしております。

担当講師:山名文乃

2020年春学期のご案内

受講期間2020年4月~8月
出題数英訳5題+和訳5題(計10題)
講義日程毎月第3火曜日(計5回)
受講人数上限4名
受講方法Zoomオンライン

使用教材

本ゼミで扱う課題は製薬企業から依頼される文書種類が中心です。現場のニーズに即した実践演習を通じて、医薬分野でスペシャリストとして活躍できる力を養うことを目指しています。

  • 治験関連文書
    • 同意説明文書や治験実施計画書など、新薬開発に関わる文書
    • 当局資料や申請文書など、新薬の承認申請に必要な文書
    • 医薬品の研究開発と販売に必要な専門文書
  • 学術関連文書
    • 医学論文(基礎研究、臨床試験、臨床研究)
    • 論文抄録、学会用資料

受講条件

以下のいずれかに当てはまる方:

  • 翻訳の実務経験または学習歴があり、本ゼミ修了生から推薦された方
  • 翻訳の実務経験または学習歴があり、共通の知人からの推薦状(A4 1枚以内)を提出でき、面談に対応できる方
  • 翻訳の実務経験または学習歴があり、面談と翻訳テストに対応できる方

※ 翻訳テストのフィードバックはいたしません。合否のみご連絡いたします。

お申込み方法

  • 受講希望の方は、こちらの フォーム からお申込みください。フォームの「お問合せ内容」欄に以下の3点をご記入の上、送信をお願いいたします。
    • 【1】翻訳歴または翻訳学習歴:分野と経験年数、あるいは、学習分野と期間、スクール名と講座名など、詳しくお書きください。
    • 【2】医薬業界での勤務経験:就業歴の有無と、就業歴がある方は仕事内容と就業年数をお書きください。
    • 【3】受講の動機と抱負
  • 講座詳細と振込先情報をお知らせします。
    • 面談を受けていただく方には、候補日など詳細をお知らせします。
    • 翻訳テストを受けていただく方には、課題文をお送りします。
  • 受講条件を満たしている方、または翻訳テスト&面談に合格された方は、期日までに指定銀行口座への振込をお願いします。
    • 振込をもって申込完了です。
    • 振込のあった順にお席を確保いたします。